Google、銀行向けMPCベースの暗号資産カストディー基盤を発表 2027年商用化目指す
BlockBeatsによると、Googleは10月29日、ニューヨークで開催された「New York Digital Assets Symposium」で、銀行・金融機関向けのマネージド型プラットフォーム「Google MultiParty Compute」を発表した。秘密鍵を複数の環境に分割して保管し、鍵全体が一元管理されるのを防ぐ。取引署名の前に、支出上限、ホワイトリストに登録されたアドレス、複数当事者による承認といった機関ポリシーを適用できる。
現在は非公開プレビュー段階で、2027年初頭の商用リリースを予定する。複数の大手金融機関がすでにテストしている。AlphabetはSolanaとEthereum上のデジタル資産保護に同技術を活用済みだが、具体的な保有資産やテスト参加機関のリストは公表していない。
GoogleはChainalysisのデータを基に、2024年に盗まれた暗号資産のうち約43.8%が秘密鍵の侵害によるものだったと説明した。現行製品はポスト量子暗号に対応していないが、将来的に同暗号を組み込めるようアーキテクチャを拡張できるという。