ビットコインETFに約10億ドルの資金流入、BTCは8万7,000ドル台に乗せる

AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFには約9億9,895万ドルの純流入があり、約11カ月ぶりの最大の日次流入となった。これは、BTCが主要なテクニカル上のレジスタンスを上抜け、一時8万7,000ドルを上回ったことと相まって、機関投資家の需要を裏付けた。大規模なショートの清算(約8億4,400万ドル)が上昇を増幅し、スクイーズ主導のモメンタムの変化を示唆した。イーサリアムETFも堅調な流入(約2億6,998万ドル)を記録し、規制下の暗号資産投資ビークルへのより広範な配分を示すとともに、短期的なリスク選好を下支えした。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT+0.39%
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▲ 強気
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米国の現物ビットコインETFに週明け、純流入額9億9,895万ドルが流入し、過去11カ月で最大の1日となった。資金流入を追い風にビットコイン(BTC)は8万7,000ドルを明確に上回り、暗号資産市場全体のリスク選好も改善した。 データ提供のSoSoValueによると、流入額トップはブラックロックのIBITで3億8,140万ドル。アーク・インベストと21シェアーズのARKBが2億8,910万ドル、フィデリティのFBTCが2億3,880万ドルで続いた。グレースケール、ビットワイズ、モルガン・スタンレー関連のファンドもプラスの資金フローを記録した。今回の合計流入は、ETFが約12億ドルを集めた2025年10月6日以来の高水準となる。 現物イーサリアムETFも純流入2億6,998万ドルと、2025年10月7日以来で最も強い1日となった。イーサ(ETH)は2.5%上昇し、2,730ドル近辺で推移。暗号資産の主要2銘柄への投資再開が映し出された。 ETF需要とショートの買い戻しが上昇を加速 BTCは24時間で4.7%上昇し、火曜早朝には8万5,400ドル前後で取引された。月曜には一時8万7,300ドル付近まで上昇し、2026年1月以来の高値を付けた。これまで戻りを抑えてきたレジスタンスを上抜けた形だ。 Presto Researchのアソシエイト、Min Jung氏は、リスク選好の改善、現物ETFの資金流入、広範なショートカバーを主因に挙げる。大きなETF流入は、機関投資家のビットコイン保有増を示すシグナルとしてモメンタムを強めたとの見方が出ている。 CoinGlassによれば、直近24時間の暗号資産の清算額は計10億6,000万ドルに達し、このうちショートポジションが8億4,400万ドルを占めた。弱気ポジションの強制解消が相場の上昇を押し上げ、テクニカル節目の通過を後押しした。 ViaBTCのチーフアナリスト、Jeff Ko氏は、これまで上値を抑えていた8万2,000ドルをBTCが明確に突破した点を重視。ブレイクアウトがシステマティックな取引戦略の再参入を促し、機関投資家の買いも需要を下支えしたと指摘した。 マクロ環境も追い風、8万5,000ドル維持が焦点 BTSEの最高執行責任者(COO)Jeff Mei氏は、原油安と米国債利回りの低下がマクロ面の支援材料になっているとみる。ドナルド・トランプ大統領と中国の習近平国家主席の会談も、市場の追加材料として意識された。 資金調達率のプラス基調と建玉(オープン・インタレスト)の高止まりは、反発局面でロングが積み上がったことを示す。BTCが8万5,000ドルをサポートとして維持できない場合、レバレッジがボラティリティを増幅させるリスクもある。ETFへの資金流入が継続すれば上抜けを補強する一方、機関投資家の需要が弱まれば売り圧力が再燃しやすい。