米国ビットコイン現物ETFに純流入約10億ドル、"暗号資産の冬"終焉観測も
AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFは、IBITやFBTCといった主要商品に集中する形で、純流入が約10億ドルに迫り、機関投資家需要が再び加速したとの見方を強めた。この動きはBTCの急騰と大規模なショート清算と同時に起きており、ポジショニングも上昇幅を拡大させたことを示唆する。短期的な焦点は、ショートカバーの勢いが薄れた後も設定(クリエーション)が継続するかどうかであり、継続すれば、より持続的なリスクオンの暗号資産フローを示すことになる。
影響度
● 高い
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▲ 強気
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米国のビットコイン現物ETFは月曜日、純流入が9億9,890万ドルに達した。SoSoValueの資金フローデータが示した。
ビットコイン価格は8万6,000ドルを上回り、1月以来の高値を更新。火曜日には一時8万7,360ドルまで上昇した。Fundstratでデジタル資産部門責任者を務めるショーン・ファレル氏はYahoo Financeに対し、今回の上放れは信頼できる動きで、"暗号資産の冬"は終わったとの見方を示した。Compass Pointのアナリスト、エド・エンゲル氏も同メディアで、暗号資産は新たな強気相場の初期段階にあると述べた。
資金流入は主要銘柄に集中。ブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)、フィデリティのWise Origin Bitcoin Fund(FBTC)、ARK 21Shares Bitcoin ETF(ARKB)への流入が目立った。火曜日時点の純資産はIBITが約680億ドルで、ビットコイン現物ETFとして最大。FBTCは約139億ドル、Grayscale Bitcoin Trust ETFは約110億ドルだった。GrayscaleのBitcoin Mini Trustは約51億ドル。
直近の流入再開は、9月15日にビットコインETFから約4億5,000万ドルが流出し、6月以降で最悪のセッションとなった後に起きた。9月18日には現物ビットコインETFが4億3,300万ドルの流入を記録し、FBTCとIBITが牽引した。
米国の現物イーサリアムETFも9月18日に約1億4,380万ドルの流入。ブラックロックのiShares Ethereum Trust(ETHA)が中心で、ETHAの資産規模は同日時点で約92億ドルだった。フィデリティのEthereum Fundは、機関投資家の需要がビットコイン以外にも広がるかを測る上で注目される商品として挙げられた。
Nansenのシニア・リサーチ・アナリスト、ニコライ・ソンダーガード氏はYahoo Financeに対し、今回の上昇はETF需要の再燃に加え、大規模なショートスクイーズが背景にあると説明した。Investor's Business DailyがCoinglassのデータとして伝えたところでは、急騰局面で暗号資産のショートポジション約9億1,900万ドルが清算されたという。
今後、IBIT、FBTC、ARKBで設定(クリエーション)が継続すれば、ショートカバーの波が一巡した後も投資家需要が続いている証左となる。焦点は、今回のビットコインETFへの約10億ドルの流入が持続的なトレンドの起点となるのか、それともショートカバーに押し上げられた反発にとどまるのかにある。