Allbridge、約165万ドル流出を受けCoreブリッジを停止 フラッシュローン攻撃でSolana流動性プールが被害
AI マーケットサマリー
Allbridgeは、約165万ドルのフラッシュローンを利用したプール操作によりSolana基盤のUSDC/USDT流動性が流出し、収益がEthereumにブリッジされ分散されたことを受けて、Coreブリッジを停止した。この停止とLP出金に関する警告はクロスチェーン流動性を引き締め、ブリッジフローと相互作用するSolanaのDeFiベニューにおけるカウンターパーティーリスクを高める。このインシデントはまた、Allbridgeの2023年以降のアーキテクチャ変更に対する信頼も損ない、短期的な運用およびセキュリティ面での監視を強めている。
影響度
● 中
影響を受ける資産
SOL/USDT+2.13%
AI インサイト · SOL/USDTAI インサイト
▼ 弱気
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クロスチェーンプロトコルのAllbridgeは7月20日、セキュリティ上の問題を受けて「Allbridge Core」のブリッジ機能を一時停止した。ブロックチェーンセキュリティ企業のPeckShieldとCertiKによると、攻撃者がSolana上の流動性プールから約165万ドルを引き出した。
Allbridgeは「Allbridge Coreでセキュリティインシデントが発生しており、予防措置としてプロトコルを停止した」と説明。影響を受けたプールに流動性を提供しているユーザーに対し、「該当プールに流動性がある場合は直ちに引き出してほしい」と呼びかけた。
Allbridge Coreは、ラップトークンを発行する方式ではなく、流動性プールを用いてUSDCやUSDTなどのネイティブステーブルコインをチェーン間で移動させる仕組み。オンチェーン分析のOnchain Lensによれば、攻撃者はSolanaのレンディングプロトコルKaminoから112万ドルのフラッシュローン(単一トランザクション内で借入と返済を完結させるローン)を実行し、USDCとUSDTの高速スワップでプール内部の比率を歪めたうえで、有利なレートで資産を引き出した。流出資金はEthereumアドレスにブリッジされ、複数のウォレットに分散されたという。
Allbridgeは、今回の操作によりプールのバランスが崩れ、一時的な裁定取引の機会が生じたと説明。価格歪みによって利益を得たトレーダーに対し、影響を受けた流動性提供者への補填のため資金を返還するよう要請した。
今回の事案は、2023年にBNB Chain上のAllbridgeプールから約65万ドルが流出したフラッシュローン攻撃を想起させる。当時の事後検証でAllbridgeは、同一トランザクションのフラッシュローンによる操作を構造的に困難にする狙いで、「各チェーンにつき単一の流動性プール」を採用する方針を掲げていた。
7月の攻撃は、Solana上でUSDCとUSDTのプールが並行稼働する構成を突いたとされ、これは従来の対策で排除するはずだった複数ステーブルコインの併設構成に当たる。Allbridgeは2023年のインシデントでは資金の大半を回収したとしている。
現時点でAllbridgeは、約165万ドルのうち攻撃者の管理下に残る金額の最終集計や、運用再開の見通しを公表していない。