CoinFlip、イタリアでMiCAライセンス取得 EUの暗号資産移行期間終了で域内展開を加速

AI マーケットサマリー
CoinFlipは、EUのMiCA経過措置(グランドファザリング)期間が7月1日に終了し、暗号資産サービス提供者に対して認可取得または規制対象サービスの停止を求める要件が厳格化される中、イタリアのCONSOBからMiCAライセンスを取得した。この承認によりEU加盟国間でのパスポーティングが可能となり、規制の正常化が加速していることを浮き彫りにする。短期的には、このニュースはセクターの信頼性を下支えし、EUの顧客フローを準拠した取引・サービス提供先へとシフトさせる可能性がある一方で、未認可のプラットフォームへの圧力を強める。
影響度
● 中
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米暗号資産(仮想通貨)プラットフォームのCoinFlipは、イタリア証券当局のCommissione Nazionale per le Società e la Borsa(CONSOB)から、暗号資産市場規則「Markets in CryptoAssets(MiCA)」に基づくライセンスを取得した。これにより、MiCAのパスポート制度を通じてEU加盟国へサービスを展開できる。 認可は、EUにおけるMiCAの経過措置(grandfathering)が7月1日に期限を迎えた翌日の発表となった。以降、EU域内で暗号資産サービスを提供するCryptoasset Service Providers(CASPs)はMiCAの認可取得が求められ、未認可の事業者は規制対象サービスの提供停止が想定される。統一ルールへの移行が進む中、各社が新体制下でのポジション確保を急いでいる。 CoinFlipによると、欧州事業の本部はミラノに置く。同社は新たな規制枠組みの下で事業を行う「イタリア初の国際暗号資産サービスプロバイダー」を自称した。最高経営責任者(CEO)のBen Weiss氏は、今回のライセンスが欧州でのサービス拡大に向けた統一的な規制基盤になると説明。イタリア地域ディレクターのEmanuele Carotti氏も、大陸全体でのネットワーク拡大の土台になるとの見方を示した。 MiCAは各国ごとに異なるライセンス制度が併存していた状況から、EU単一の規制枠組みへ移行する節目を迎えた。欧州証券市場監督局(ESMA)は各国当局に対し、未認可事業者が秩序立った事業縮小(winddown)計画を実施するよう求めている。投資家には、利用する暗号資産サービスがMiCAの認可を保有しているか確認するよう呼びかけた。