MidnightでNIGHT 5億1,500万枚流出、価格は32%急落
AI マーケットサマリー
クロスブリッジのエクスプロイトにより、BNB上のWanchainラップドNIGHTを裏付けるカストディから515M NIGHTが流出し、ラップド供給が事実上裏付けのない状態となり、強制的な売りを引き起こした。攻撃者は290Mトークンを売却したと報じられており、時価総額が下落する一方で現物の売り出来高と取引活動が急増し、市場のパニックを増幅させた。Midnightのコアネットワークは安全だと報告されたものの、ブリッジのリスクと継続する清算圧力がNIGHTに重くのしかかっている。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
NIGHT/USDT-0.97%
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▼ 弱気
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暗号資産市場では2026年に入りハッキング被害が相次いでいる。7月だけでも不正流出は5,900万ドル超に達し、年初来の被害総額は累計10億ドルに膨らんだ。攻撃の中心はクロスチェーン・ブリッジで、最新の被害としてMidnightが挙げられる。
Midnight Foundationとオンチェーン監視者によると、Wanchainの「Cardano→BNB」クロスチェーン・ブリッジでセキュリティ事案が発生した。NIGHT 5億1,500万枚を保有していた2年前のコントラクトが攻撃を受け、BNB上のWanchainラップドNIGHTを裏付ける保管資産が全量引き出された。その後、資金は新規ウォレットに分散されたうえで、CardanoのDEXで売却された。攻撃者はすでにNIGHT 2億9,000万枚を売却しており、残りも売却する可能性が高いとみられる。
この結果、BNB上のラップドNIGHTは供給量自体は変わらないものの、裏付け資産のない状態となった。一方でMidnight Foundationは、Midnightネットワーク本体は安全で、影響はクロスブリッジ運用に限定されると説明している。
売り圧力は急激に強まり、NIGHTは一時32%下落して過去最安値の0.015ドルを記録。その後わずかに戻し、執筆時点では0.019ドル付近で推移している。同期間に時価総額は27%減の3億2,400万ドルへ縮小し、出来高は829%増の1億3,100万ドルに急拡大した。価格と時価総額の低下に出来高の急増が重なり、売り主導の取引が増えた形だ。
攻撃者の売却に加え、保有者の投げ売りも加速。現物市場では過去24時間の売り出来高が6億2,400万枚に達した。先物でも同様の動きが見られ、先物の流出額は6,740万ドルに拡大した。流入は6,230万ドルまで低下し、ネットフローは5.1百万ドルとされ、1000%の悪化が示されている。
弱気圧力の強さを映し、RSI(相対力指数)は執筆時点で17まで低下し、売られ過ぎ圏に沈んだ。地合いが改善しない場合、0.02ドルを下回る展開が続き、0.015ドルが下値メドとして意識されやすい。
まとめ:MidnightはWanchainのCardano→BNBブリッジでクロスブリッジ攻撃を受け、NIGHT 5億1,500万枚が流出。強い投げ売りの中でNIGHTは32%急落し、0.015ドルの過去最安値を付けた。