イーサ現物ETFに1.04億ドル流入、ビットコインの週間流入の約3倍

AI マーケットサマリー
スポット・イーサETFは7月24日までの1週間で1億380万ドルの資金流入となり、ビットコインETFの流入(3,390万ドル)のおよそ3倍となった。これにより、ETHがBTCを上回って資金を集めるのは2週連続となった。この乖離は、ETHAへの強い資金流入に加え、IBITが週後半に大きな資金流出となったことが要因だった。この資金フローのローテーションは、価格動向が鈍いにもかかわらず、短期的な機関投資家のポジショニングがETHを選好していることを示唆しており、企業によるETHのトレジャリー保有の積み増しが拡大していることも追加の支援材料となっている。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
ETH/USDT-0.25%
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▲ 強気
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Farside Investorsのデータによると、7月24日までの1週間で現物イーサ(ETH)ETFへの純流入は1億380万ドルとなり、現物ビットコイン(BTC)ファンドの3,390万ドルの約3倍に達した。イーサ系商品の資金流入がビットコインを上回るのは2週連続で、今月初めに両カテゴリーが8週間続いた資金流出を止めて以降の資金ローテーションが続いている。 差を生んだのはブラックロックだった。同社のiShares Ethereum Trust(ETHA)は5営業日で9,630万ドルを吸収。一方、暗号資産ETF最大規模のiShares Bitcoin Trust(IBIT)は9,550万ドルの純流出となり、Farsideによれば木曜と金曜にそれぞれ2億250万ドル、2億1,220万ドルの連続流出が発生した。 ビットコイン系は週前半に資金が集中し、月曜に2億2,680万ドル、火曜に2億320万ドルの流入を記録したが、週末にかけて流れが急反転し、週間では3,390万ドルの増加にとどまった。イーサ系は比較的安定して推移し、月曜から木曜にかけて3,800万ドル、3,750万ドル、7,270万ドル、2,630万ドルの流入を積み上げた後、金曜に7,070万ドルの流出となり週間合計が押し下げられた。 前週も同様の並びで、イーサ系は1億550万ドルの流入、ビットコイン系は7,550万ドルの流入だった。ビットコインの週間流入は前週比55%減少した一方、イーサはほぼ横ばいとなった。 銘柄別では、フィデリティのイーサETF FETHが週間で620万ドルの純流出となり、イーサカテゴリーの純増分をETHAが実質的に上回る構図となった。ビットコイン側ではフィデリティのFBTCが週間3,520万ドルの純流入となり、IBITの流出の一部を相殺した。 資金がETHに向かう背景には、価格の停滞もある。CoinGeckoによれば、ETHは1,936ドルで過去24時間で1.1%高、週間で約2%高。ただし2025年8月の最高値4,946ドルからは61%安の水準にあり、今年初めにETFフローがマイナスに転じた局面では1カ月で35%下落していた。ビットコインは64,780ドル近辺で、24時間ではほぼ横ばい。 イーサへの相対的な買いはETFに限らない。CoinGeckoのトレジャリーデータによると、企業によるETH保有で最大規模とされるBitMine Immersionは過去30日で104,512 ETHを追加し、保有残高は578万ETHに拡大。供給量の4.8%に相当する。 ビットコインの資金流出が落ち着いた後もETF投資家がイーサを選好し続けるかは、今後数週の資金フローが示すことになる。現時点では、追加的な機関投資マネーはETHに向かっている。