スタンダード・チャータードとサークル、ドバイでUSDCの発行・償還体制を拡充
AI マーケットサマリー
スタンダードチャータードとCircleの提携により、銀行主導のレールを通じたUSDCの機関投資家向け発行および償還が可能となり、ドバイのDIFCで開始し、銀行業務、カストディ、およびデジタル資産サービスを統合する。ステーブルコインの供給量が大幅に拡大し、USDCが依然として第2位のステーブルコインである中、グローバルなシステム上重要な銀行を通じた直接アクセスは、機関投資家のオンボーディング、決済効率、および潜在的な決済用途のユースケースを改善し、より広範なステーブルコインの採用を後押しする。
影響度
● 中
AI インサイトAI インサイト
▲ 強気
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スタンダード・チャータード銀行とCircle(サークル)は、ステーブルコインUSD Coin(USDC)を伝統的な銀行サービスに近づける取り組みとして、機関投資家向けにUSDCの発行(mint)・償還(redeem)を銀行主導の仕組みで提供する。初期展開はドバイ国際金融センター(DIFC)で開始し、順次ほかの市場にも拡大する計画だ。
今回の枠組みでは、機関投資家がサークルに個別口座を開設することなく、スタンダード・チャータードの銀行プラットフォーム上でUSDCの発行・償還手続きを行えるようになる。同社は、グローバル・システム上重要な銀行(G-SIB)として初めて、こうしたUSDCサービスを提供するとしている。
同社は、USDCへのアクセスを機関向けサービスに組み込み、銀行業務、カストディ、デジタル資産関連サービスを一体で提供する方針を示した。今後は決済関連のユースケースにも対応するとしている。
背景には、ステーブルコイン市場が急拡大している現状がある。Artemisによれば、米ドル連動ステーブルコインの供給量は過去24カ月でほぼ倍増し、2026年7月時点で約1,600億ドルから約3,000億ドルへ拡大した。
市場ではUSDT(Tether)が依然首位だが、USDCは2番手の規模を維持する。足元のUSDC供給量は約700億〜800億ドルのレンジで推移しており、新規発行体の参入が進む中でも需要が底堅いことを示す。スタンダード・チャータードは、すでに十分な規模を持つステーブルコインを軸に提供体制を構築することで、機関投資家の利用を取り込みやすい構図となる。
要点:スタンダード・チャータードとサークルは、機関投資家向けにUSDCの発行・償還を可能にする。USDCはステーブルコイン市場で2番手で、供給量は約700億〜800億ドル規模にある。