ストラテジー、ビットコイン保有を維持 ドル建て現金準備は37.5億ドルに拡大
AI マーケットサマリー
Strategyは、ビットコイン保有高を5週連続で843,775 BTCのまま据え置く一方で、米ドル準備金を5億2,500万ドル増加させて37億5,000万ドルとしたと報告し、継続的な積み増しではなく短期的な流動性重視を示唆した。資金調達は主に、MSTRのATM株式売却による5億4,450万ドルと、限定的な優先株の買い戻しによって賄われた。BTCポジションの不変は、大口保有者による追加的な機関投資家の買い需要を抑制する一方、より大きな現金バッファーは負債および優先株の義務を支える。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
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ストラテジー(Strategy)は米ドル建ての現金準備を5.25億ドル積み増し、残高を37.5億ドルに引き上げた。7月27日(2026年)に提出したフォーム8-Kで明らかにした。
同社はビットコイン保有も5週連続で据え置き、843,775BTCを維持。増加した現金残高により、優先株配当と既存債務の利払いを合算した支払いを約2.1年分カバーできる水準になったとしている。エグゼクティブ・チェアマンのマイケル・セイラー氏もXへの投稿で、配当カバレッジが2.1年に到達したと説明した。
同社のビットコイン購入は6月22日に520BTCを追加したのが直近で、その後は新規購入も売却も行っていない。株式販売や債務連動の資金調達を通じて継続的に買い増していた局面から、流動性の確保に重心を移した格好だ。
ビットコインは総取得額636.9億ドルで保有し、手数料などを含む平均取得単価は1BTC当たり75,476ドル。保有量はビットコインの発行上限2,100万枚の4%超に相当する。セイラー氏が共有したトラッカーでは、7月26日時点の評価額は約543.6億ドルで、平均取得単価を約14.84%下回った。報告時点の市場価格ベースで含み損は約94.7億ドルとなるが、同週も保有残高に変更はなかった。
資金調達面では、同社はアット・ザ・マーケット(ATM)プログラムを通じてMSTR普通株5,429,160株を売却し、純手取り5.445億ドルを確保。現金準備の積み増しと並行して資金を取り込んだ。期間中、優先株のATMでの売却はなかった。
ATMプログラムの残枠は、MSTRが229.8億ドル、STRCが175.1億ドル。加えてSTRDが40.1億ドル、STRKが21.0億ドル、STRFが16.2億ドルとした。発表後、ストラテジー株(MSTR)は朝方の取引で6%超上昇し、97.59ドルまで買われた。
一方、同社は6月29日に公表した「Digital Credit Securities Repurchase Program」に基づき、STRC優先株288,930株を2,500万ドルで買い戻した。STRF、STRK、STRDの買い戻しは実施していない。優先証券の買い戻し枠はなお9.75億ドル残り、別途MSTR普通株の買い戻し枠として10億ドルを確保しているが、直近週にMSTR普通株の買い戻しは行わなかった。
今回の8-Kは、証券取引法のItem 7.01に基づき、エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼ジェネラル・カウンセルのトーマス・C・チョウ氏が署名した。