ストラテジー、MSTR株売却で約20億ドル調達 新たに"USD Cash"流動性プールを設置

ビットコイン・トレジャリー企業のストラテジー(MSTR)は月曜日の提出書類で、普通株1,826万株の売却により先週約20億ドルを調達したと明らかにした。 調達資金のうち3億ドルは"USD Reserve"(米ドル準備)に積み増し、変動利率の優先株STRCを143万株買い戻すために1億3,640万ドルを充当。残額は、新設した流動性プール"USD Cash"に振り向けた。 8月23日時点の残高は、USD Reserveが51億ドル、USD Cashが15億9,000万ドルで、米ドル流動性の合計は66億9,000万ドル。USD Reserveは引き続き、優先株の配当支払いおよび既存債務の利払いの原資として位置づけられる。 新設のUSD Cashは運用の柔軟性を高める枠組みで、ビットコインの取得、MSTR普通株や優先株の買い戻し、転換社債の返済、USD Reserveの増強、その他のコーポレート目的に活用できる。経営陣が市場環境の変化、とりわけビットコインや同社証券の価格の"歪み"に対して、より迅速に対応できるようになるとしている。 同社は8月23日までの1週間でビットコインの売買を行わず、保有量は2週連続で84万0,447BTC(656億ドル)と変わらなかった。取得原価は手数料・諸費用込みで633億6,000万ドル、1BTC当たり平均取得価格は7万5,385ドル。 優先株の買い戻しについては、10億ドル規模の"Digital Credit Securities Repurchase Program"の下で累計4億8,340万ドルを実施し、残枠は5億1,660万ドル。別途付与されている10億ドルのMSTR普通株買い戻し枠は未使用のまま。 月曜日の米国プレマーケットではMSTRが約121ドル近辺で約1.2%高、STRCは96.49ドルで取引された。ビットコインは78,000ドルを上回って推移している。