米国の現物ビットコインETF、週間流入19.2億ドル 2025年10月以来の高水準

AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFは週間の純流入が19.2億ドルとなり、2025年10月以来で最も強く、BTCの急騰と並行して、規制されたビークルを通じた機関投資家の配分再開を示唆している。ブラックロックのIBITが資金フローを席巻し、需要が集中している一方で持続的であることを示している。現物イーサETF(約7億ドル)での波及的な強さは、暗号資産全体にわたるリスク選好を裏付ける。ただし、年初来(YTD)のフローは依然としてマイナスであるため、持続性は、単発の強い1週間を超えて継続的な追随があるかどうかにかかっている。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT+0.82%
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▲ 強気
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米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)に資金が戻っている。SoSoValueによると、金曜日に終了した1週間の純流入額は19.2億ドルとなり、約10カ月ぶりの大きさで、2026年初頭以来の高水準を記録した。週内のビットコイン(BTC)価格上昇が追い風となった。 CoinGeckoのデータでは、BTCは週初に約6.3万ドル近辺で推移していたが、1週間で20%超上昇し、金曜日には一時7.9万ドルを上回った。価格モメンタムが強まる局面では、現物連動型商品への配分が増えやすい。 需要はビットコインに限られない可能性がある。ETFアナリストのネイト・ジェラシ氏は日曜日、現物イーサリアム(ETH)ETFも約7億ドルの資金を集めたと指摘。BTCとETHの各ETFはいずれも、2025年10月以来の週間流入の強さになったという。 もっとも、年初来ではなお逆風が残る。記事によれば、米国の現物ビットコインETFは2026年累計で純流出が約29.1億ドル。月次では6月に45.1億ドルの流出、5月も24.3億ドルの流出と弱かった。一方、8月は金曜日時点で純流入が23.8億ドルとなり、2026年で最も流入が大きい月となっている。 今回の戻りを主導したのはブラックロックのIBITだ。Farside Investorsのデータでは、IBITは5営業日連続で資金が流入し、合計の純流入は約13.3億ドル。日次では月曜の1億6020万ドルから木曜に5億0300万ドルへ増加し、金曜は2億3930万ドルに減速した。ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏はこの流れを"classic Flipping the Bird pattern"と表現し、強気シグナルと位置付けた。 過去の比較も意識される。2025年10月の大きな流入局面では、各ETFが34.2億ドルを集めた一方、記事は10月10日の暗号資産市場急落に言及し、24時間で約190億ドルのレバレッジポジションが清算されたとする。また、BTCは10月6日に約12万4700ドルで取引されて以降、約38%下落したという。ETFへの資金流入は強気相場で加速しやすいが、市場全体のレバレッジやボラティリティ次第では急反転も起こり得る。 市場参加者にとっての焦点は、8月の資金流入が継続し、週次の強さが一過性にとどまらないかだ。2026年累計ではなお純流出であるだけに、今後の追随買いの有無が、需要回復の持続性を測る試金石となる。