米軍、ホルムズ海峡出口付近で船舶間の原油積み替えを主導 少なくとも92隻・推定9000万バレル
米軍は5月初旬以降、ホルムズ海峡の出口に近いオマーン湾で大規模な船舶間(STS)の原油積み替えを主導し、少なくとも92隻が関与、移送量は推定9000万バレルに上る。無人機やヘリコプター、秘密航路を用い、UAEフジャイラ沖とオマーンのソハール沖で実施しており、イランが定めた禁航区を回避している。6月9日に米軍のアパッチ攻撃ヘリが撃墜されたことで、この作戦が高リスクであることが改めて示された。供給断絶の緩和に寄与する一方、非常規で危険度の高い代替ルートとして地政学リスク・プレミアムを押し上げ、原油の現物・先物価格を支えている。