米最高裁判断とECB会議が試すウォーシュFRB議長の船出、クック理事解任の合法性が焦点

米最高裁は、ドナルド・トランプ大統領が昨年8月に解任を表明したFRB理事リサ・クック氏について、職にとどまれるかを早ければ月曜日にも判断する可能性がある。FRB理事は「正当な理由(for cause)」がなければ解任できないとされるが、その範囲は司法で定義・検証されたことがない。下級審はクック氏側が勝つ公算が大きいとして解任の停止を認め、同氏は理事として職務を続けている。判断はFRBの独立性と政策への信認、ひいては市場の金利見通しの織り込みに影響し得る一方、5月の主要インフレ指標がFRB目標の2%を大きく上回り、投資家は今後数カ月の利上げ可能性を意識している。